エジソンの頭蓋骨

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2020/10/24(土)

エジソンの頭蓋骨

今はどうか知らないが、私の小学生時代、下校時間に、時々校門を出たのすぐ近くに陣取った物売り(行商人)が来ていた。
学校を出ると結構な人垣(ガキ垣)が出来ているのですぐに判る。
ガキ垣をくぐって物売りのオヤジの前に行くと、
そこには子供心をくすぐる魅力的な商品(?)が有り、私を含め多くのハナタレ小僧どもの心をワシづかみにしていた。
その値段も当時の子供にとって手が届く良心的?な価格設定。
しかし不幸な事に私のウチのお小遣いシステムの金額は標準以下。
もっとも当時の小学生は学校に持ってく給食費等以外の現金は持ち歩いていなかった。
だから、欲しい商品があったら、走って帰って大蔵省(母親)に支出の内容を事由と共に口頭で申請したが、大抵の場合「却下」されて、いつも「遺憾」に思っていた。

どういうモノがあったかというと。
・竹とオレンジ色の丈夫そうな糸で出来たブンブンゴマ
(そう、両手の中指に糸を引っかけて手の間隔を変えてその間にある棒状の竹がブンブン回るオモチャ)
*売っていた親父は「この糸はナァ、アメリカ製なんだぞ!」と、得意げに話していたが、今にして思えば、あのオレンジの糸はジーパン用の糸と思われ、確かにアメリカ製に違いなかった。当時は今より遙かに舶来品、アメリカ製とかいうコトバに日本人(ハナタレ小僧を含む)はイチコロに弱かったのだ。
・スパイ手帳(水に溶る紙)
*水溶性紙は今も大使館とかで使われているらしい。また、袋ごと投入出来るセメントの添加物の袋とかにも。
・消えるペン
*いや、ペンが消えるのでは無く筆跡が消えると言う事。いや、当たり前か(笑)ペンの両端がフェルトペンになっており、片方で描いて少し経つと消え、もう片方でなぞると見える不思議!なペン。別バージョンで、消える液と見える液が別になったモノもあった様に思う。
・腹話術の笛(色付きの糸が綺麗に巻かれた真鍮の板を複数重ねた、親指の爪くらいの大きさの笛)
*これを舌の裏とかに隠して、飲み込む寸前位の位置に移動させて口の中でならしつつ発話の口の形にすると、声帯を音源としない変調が出来るので自分の声で無い声で発話出来る。(小さいので飲み込み危険性が有るので、今だと大問題になるだろうな、確実に)

他にも手品ネタ(恐らくコレが一番多かったと思う)があったが、何故か当時はそれに関して大した興味も無かったのでパスしていた。
それに加えて、ある時から、ウチの母親もご多分に漏れず「そんなアヤシイ物売りに立ち寄っちゃいけません!」といった言いつけを守る様になったので、その後はガキ垣を見かけても素通りしていた。
まあ、見ても良かったけど、欲しいと思ったとしてもそれを買えるお金を持っておらず、予算申請をしても却下されるのが常だったから。

あと、こうしたアヤシイ物売りの他に「学研の科学と学習」とかも売りに来てたな
こっちは行商人じゃなく、ちゃんとしていたから、よく買っていた。
親も「学研の科学と学習」を買うのならという事で、無条件に予算申請は通っていた。
当時科学は400円だったかな?
当時としてもいい値段たっだ様に思う。
今考えても付録付きで充実していたな。

これは昔、知り合いから聞いた話。
こうした物売りは地方によって売られる商品が違う様だが、中でも極めつけが、
物売りがうやうやしく取り出したのは子供の掌にも乗る小さな頭蓋骨。
「これはな~。エジソンが5歳の時の頭蓋骨だ。貴重なモノなんだぞ」
といったもの。
当時の知り合いは、「へ~!」「ほ~!」とか言って素直に感心していたそうだ。



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