宇宙写真
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最初の写真はコレ。何に見えるだろうか?ちょっとハッブル望遠鏡のような雰囲気ですが、何か違うでしょ?実は水中に、ある物を溶かした状態を撮影したもの。実際にやってみるまで、一体どうなるか見当もつかないが、「こうなって欲しい」という願いと、数多くの経験から導かれる推測でセッティングして撮影した。同じものでもライティングによって全く印象が違う。 もちろん、コレも水中。まあ、ポイントはライティングなんだけど。そして、少しPhotoshopでいじり、調子に乗って、黒い紙に白絵の具を散らしたスターフィールドを重ねてニセ宇宙写真ハッブル風となる。この写真は水中じゃない。もちろん宇宙でもない。正体は片栗粉。黒い紙の上に片栗粉(北海道産ジャガイモでんぷん国産100%!)をぶちまけただけ。ただ、そんだけ。それを少しPhotoshopで色加工をしたもの。コーンスターチ(北海道産トウモロコシでんぷん国産100%!)ではうまくいかなかった。片栗粉はミニチュアの山に雪を降らせるときにも使った。細かな凹凸にリアルに積もってくれるが、床にこぼれると滑りやすいので注意。これは水中でも片栗粉でもない。さて、何でしょう?答えは綿。綿をほぐしてそれらしい形で黒をバックに撮影。綿の繊維感を適宜ぼかして着色。そして前の手法で撮った片栗粉でスターフィールドをダブらすと・・・・。今度は水中を撮ったもの。 向こう側にLEDの懐中電灯を置いてあるので、光が放射状に広がり立体的に見える。何かの爆発のように見えるので、ピンク色のフレアを合成してみた。だけど、フレアのおかげで放射状に広がる紐状のものが見えづらくなってしまったが、まあ良しとするか。次も水中。茶色く見えるものはインスタントコーヒー。・・・・には見えないでしょ?ハッブル望遠鏡の写真をよく見ると、光り輝くものばかりではなく、その光との間に入る影が立体感を増す要因になっている。ものすごく広大な宇宙空間に不思議な色と形を作り出すその造形美の美しさ。何かの見えない、意思、意図を感じてしまう。それを人によっては“神”と呼んだり“創造主”と呼んだりするのだろう。しかし、この写真は私が創造主。神になった気分。なんちゃって。こちらもコーヒー。何となくコワイ感じのする宇宙。でも、10センチ位の大きさなんだけどね。次はこれ。例によって水中なのだが、オレンジ色に見える塊はコチュジャン。大きさは1センチ位だろうか、爆発する何かのようにも見える。マクロとミクロ。見る側の気持ちによって、どちらとも取れるのが不思議だ。複雑なディテールと微妙な色の変化でじっと見ていると色々と想像が膨らむ。 超新星爆発。時間差で。お察しの通り水中です。浸透圧とブラウン運動を利用したもの。こちらも爆発風。 しかし、よく見るとなんかトイレットペーパーみたいなもんが飛んでいるように見える。いや、トイレットペーパーを使ったわけじゃないんだけど・・・・。そこで、色相をいじってみた。まあ、あまり目立たなくなったが、形が変わるわけでは無いから根本的解決にはなっていないが、光の広がり具合がいい感じ。次のニセ宇宙写真はコレ。コレも水中。なんか星雲ちゅーより宇宙生物みたい。穴がボツボツ開いていて・・・・う~~~、自分で作っておきながら気色悪い。これも星雲には見えない。宇宙生物・・・にも見えねぇなぁ~・・・。「宇宙に見えなくも無い」ニセモノ宇宙のご紹介。一面のテンテンは泡。もうちょっと小さければ、星に見えなくは無いのになぁ。ちょっとスケール感のあるニセモノ宇宙。でも、やっぱり泡がちょっとね。 色合いを変えて見た。それだけで奥行き感が変わる。これは違う水中の写真を組み合わせたもの。パープルの深い色が吸い込まれそうになる。こんな宇宙には行きたくないなぁ。上の写真は蛙の卵。じゃなかった、これもインスタントコーヒー。でもオタマジャクシになる直前の蛙の卵にクリソツ。ちょっと不思議な感じのする一枚。こちらは、綿の写真と絵の具のスターフィールドを組み合わせた天の川。赤い光と青い光はノルレンズフレアを使って合成。ん~あんまりできは良くないなぁ~。
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